神社

野宮神社  竹林にかこまれた 源氏物語の宮

天武天皇の時代いらい、華やかな宮廷に生まれ育った内親王・女王の中から、伊勢神宮に仕える聖女として、斎宮はえらばれました。国家の祭祀を担当する重責を負いながら、年若く、身清くして単身で伊勢におもむきます。斎宮は、天皇の御手代(代理)として神…

貴船神社  和泉式部も訪れた 蛍が飛ぶ川のほとり

京都北方の貴船川の右岸に建つ貴船神社は、1300年前の建て替えの記録が残っているという古い歴史を持ちます。そして貴船の神は、賀茂川をさかのぼってこの場所にやってきたという伝承があるんですね。 今は貴船と書きますが、神が乗ってきた「黄色い船」…

上賀茂神社    岩倉具視が復活させた葵祭

賀茂川上流にある御園橋(みそのばし)を渡ると、奥に上賀茂神社がしずまっているのが見えます。それは、王朝時代が再現されているようで、青い杉の木立に丹塗りの鳥居と殿舎が立ち並んでいます。 神社建築の丹塗りは、緑の山や林に目に鮮やかな配色効果をも…

下鴨神社    水の神がいる裁判発祥の地 糺の森

京都にある上下の両賀茂神社は、伊勢神宮と並んで皇室からもっとも崇敬されてきました。賀茂社の神に対する崇敬が特に厚くなったのは、桓武天皇の794年平安遷都からです。 賀茂社を司っていたのは、京都の東北に居を構える賀茂氏ですが、東南と西南に居を…

平安神宮    再現された ありし日の平安京

小説「古都」の冒頭で、千重子は真一と平安神宮のしだれ桜の前で待ち合わせをします。千重子は桜を見て、京都の春に出会ったと感じます。桜の見どころで有名な平安神宮は、明治28(1895)年に創建されました。 平安遷都千百年祭の記念殿として建てられ…

北野天満宮   菅原道真公と参道にすわりこんだ十体の牛

参道にいる撫で牛は座り込んでいる 日本の神社は、古来より巨木の繁るうっそうとした森に囲まれた場所にあったので、必ず神の使いの動物がいました。これは日本の「神道」の原型といわれています。 北野天満宮では牛の信仰があり、そこから派生して撫で牛が…

伏見稲荷大社   朱色の楼門を見上げて 秀吉の願いをかなえたお稲荷さん

秀吉によって寄進された高さ15mの巨大な楼門 お稲荷さんの愛称で知られる伏見稲荷大社は、全国稲荷神社の総本山です。創建は和銅4(711)年、稲荷山に三つの柱を祀ったことにはじまります。 お稲荷さんといえばやはり有名な千本鳥居ですが、まず目に…