京都美術

高山寺 国宝「鳥獣人物戯画」はなぜこの寺に伝わったのか 

高山寺は京都にある世界遺産のひとつで、人里離れた栂尾の地にあります。高山寺には石水院という国宝がありますが、これは明恵という僧の住房だった建物です。1218年に後鳥羽上皇から学問所として贈られたものを明恵が高山寺に移しました。建て替えや改…

養源院  俵屋宗達の残した杉戸絵

豊臣家により創建され徳川家によって再建された寺 養源院は文禄3(1594)年に豊臣秀吉の側室淀殿の願いによって、彼女の父、浅井長政および祖父久政の追悼の寺として建てられました。戦国期の北近江の大名であった浅井長政は、妻お市の方の兄にあたる織…

智積院   必見! 長谷川派による国宝の障壁画

智積院は和歌山県の根来寺にルーツを持つ、新義真言宗を名乗る智山派の総本山です。 新義真言宗は真言宗の改革派というべき院政時代の僧、覚鑁(かくばん)の流れをくむ真言密教です。覚鑁は高野山から根来山へ修学の地を移し、根来寺山内には多くの子寺や僧…

二条城  障壁画の楽しみかた 狩野派という絵師集団

二の丸御殿が遺されているのは奇跡です なぜ、二条城はいつも観光客で溢れているのでしょうか。それは、武士がそこに寝泊まりしたという部屋が、そのまま残っているという貴重な城だからです。天守閣ではなく、住居として残されているのはここだけです。 安…

建仁寺  大迫力! 法堂の「双龍図」

墨に七彩あり 孤高の日本画家が描いた天井画 京都の名刹には、法堂に龍図の天井画が描かれている場所が多くあります。龍は仏法護持の神将ですが、水をつかさどる事から「火災から建物を守る」という意味も含まれています。 建仁寺の龍図は、創建800年記念…