京都案内  こうへいブログ  

京都観光案内 それをわかりやすく伝えるために奮闘する文章研究の日々

4年目の秋

 

1976年に「路地裏の少年」でソロシンガーとしてデビューした浜田省吾。

 

デビュー当時から和製ボブ・デュランと高い評価を受けていた彼ですが、あくまでもライブによる活動を大切にし、生身のステージによる表現にこだわり続けました。

 

その頑なな生き様によって、不遇の時代はつづき、高視聴率番組「ザ・ベストテン」で活躍する同期の原田真二や世良公則の姿を目にするたび、「すっかり差がついたな」と落ち込む日々を過ごしたといいます。

 

ですが、年間100本近いステージをこなしていく中で、やがて状況が少しずつ変わりはじめます。

 

1983年にホリプロから独立。半年後には福岡・海の中道海浜公園で初のワンマン野外コンサート「A PLACE IN THE SUN」を開催、25,000人を動員するまでになります。

 

1984年に発売した初プロデュースによるセルフアルバム『DOWN BY THE MAIN STREET』がオリコン自己最高位第2位を獲得すると、若い世代で彼の名を知らないモノはこの国からいなくなりました。

 

彼は若い時に一度、広島の実家を家出しています。大学入試に躓き予備校に通う日々のなかで鬱憤がたまり、どうしても自分をコントロール出来なくなり、生まれたところを飛び出してしまうのです。

 

そして、訪れた先は11月初旬の京都市街だったと、のちに回想しているんですね。

そのとき街を歩いて感じとったもの、その体験をもとにして、後に楽曲として作り上げられたのが、この「4年目の秋」なのです。

 

 

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