仁和寺  静寂につつまれた壮大な門跡寺院

 

桜の季節だけじゃない仁和寺の魅力f:id:kouhei-s:20180824144502j:plain

仁和寺を拝観される時にぜひ見ていただきたいのが、中門から二王門を正面に見下ろす壮大な景色です。
迫力ある二王門をくぐると、中門まで上り斜面になっています。ですので、中門まで上がって振り返ると正面に二王門の裏側がみえます。右には御殿も見えてなんともいえない開放感があるんですね。
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あともうひとつ私が好きな場所は、御殿の中の寝殿から見る北庭の景色です。池の向こうに茅葺き屋根の茶室と五重塔が見える、おすすめの場所です。
遅咲きの御室の桜。開花が京都市内で最も遅い桜で、名残りを惜しむようにその時期だけで10万人の人々が訪れます。
それも素晴らしいのですが、静寂に包まれた時期だからこそ、仁和寺の本質的な部分を感じられる場所がそこにあるのではないでしょうか。

徳川家光によって再興された皇族の寺

仁和寺は、日本で最初の、そしてもっとも格式の高い門跡寺院です。
門跡寺院とは、天皇家摂関家の子弟を住職に迎える特定の寺院です】
宇多天皇が出家して第1世となり、仁和4(888)年に開創されました。寺内に僧房(御室)を建てて移住されたので、この地は御室と呼ばれます。平安時代後期には70をこす子寺がありましたが、応仁の乱で焼け野原になりました。

仁和寺にふたたび盛大な諸殿が建ち並ぶのは、江戸時代初期のころです。
徳川家光により、21万両の資金援助を受け、寛永11(1634)年から10年にわたり造営が続けられました。金堂、五重塔、二王門、中門などはこの時期に建てられました。