寺院

智積院   必見! 長谷川派による国宝の障壁画

智積院は和歌山県の根来寺にルーツを持つ、新義真言宗を名乗る智山派の総本山です。 新義真言宗は真言宗の改革派というべき院政時代の僧、覚鑁(かくばん)の流れをくむ真言密教です。覚鑁は高野山から根来山へ修学の地を移し、根来寺山内には多くの子寺や僧…

天龍寺   大方丈から曹源池の向こうに見る登竜門

後醍醐天皇の鎮魂のために造られた寺 天龍寺は暦応2(1339)年に、足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために高僧、夢窓疎石を開山として建立されました。尊氏によって吉野に追いやられた後醍醐天皇は、右手に剣を持ち、左手に法華経を持って、臨終の苦し…

高台寺  【飾らない女性 ねねの寺】見どころ  伏見城から移築された思い出の住まい

桃山文化の華を伝える「ねねの寺」 高台寺は豊臣秀吉の正室・北政所ねねが、秀吉の菩提を弔うために慶弔11(1606)年に建立しました。東山のなだらかな山すそにあり、春は、しだれ桜、秋には萩の花が咲く桃山文化の貴重な遺構のお寺です。 広大な敷地…

仁和寺  静寂につつまれた壮大な門跡寺院

桜の季節だけじゃない仁和寺の魅力 仁和寺を拝観される時にぜひ見ていただきたいのが、中門から二王門を正面に見下ろす壮大な景色です。迫力ある二王門をくぐると、中門まで上り斜面になっています。ですので、中門まで上がって振り返ると正面に二王門の裏側…

三十三間堂  千手観音に守られた奇跡のお寺

750年前から保存されている仏殿 蓮華王院三十三間堂は、長さ125mの仏殿の中に1001体の千手観音像が整然と並ぶ国宝の宗教建築です。後白河院が、住んでいた法住寺殿の中に、平清盛の力を借りて長寛2(1164)年に建立しました。観音の力で、人…

建仁寺  大迫力! 法堂の「双龍図」

墨に七彩あり 孤高の日本画家が描いた天井画 京都の名刹には、法堂に龍図の天井画が描かれている場所が多くあります。龍は仏法護持の神将ですが、水をつかさどる事から「火災から建物を守る」という意味も含まれています。 建仁寺の龍図は、創建800年記念…

東福寺  木立の中に浮かぶ通天橋(つうてんきょう)

紅葉のピークの頃にはひと月で50万人が東福寺を訪れます 東福寺といえば、やはり「通天もみじ」と呼ばれる赤い楓が通天橋を包み込む風景が有名です。紅葉の季節には、観光客の方々で埋め尽くされます。中門から徒歩で10分位の距離でしょうか、九条通り「…

南禅寺  三門で風に吹かれて

いつでも公開されている三門の楼上 緑に包まれた参道から中門をくぐると、おだやかな登り坂が続いています。すこし視線を左に向けてみると、禅宗寺院独特の大きな迫力のある三門が見えます。三門を正面から離れた距離で見ると、開放感のある敷地が広がってい…

金閣寺  水面に映る姿を見るなら曇りの日

金閣がゆらゆら揺れる 金閣といえば派手で強烈な光を放っているイメージがありますが、実際に足を踏み入れて眺めてみると、優しく気品がある光に包まれています。手前の鏡湖池にゆらゆら揺れる姿は、何か夢の世界に来たような幻想を抱かせる雰囲気です。 ま…

銀閣寺   見どころ! 義政が遺した東山文化の象徴

義政は、自分の政治能力の乏しさに打ちのめされていた 寺名は慈照寺。室町幕府八代将軍足利義政は、弟の義視を還俗させてあと継ぎに定め、自分は義視が住職をしていた浄土寺の一角に慈照院を造り隠棲しようとしました。ところが、妻の日野富子が義尚を生み、…